訪問先名:愛媛県民文化会館メインホール
そのオープニングイベントとなる「総合フェスティバル2024」に、今回は足を運んでみました!
毎年愛媛に所縁のあるアーティストやパフォーマーによるステージ・ショーが楽しめる、この総合フェスティバル。過去にはアニメ「鬼滅の刃」挿入歌「竈門炭治郎のうた」で有名な中川奈美さんや、歌手の島谷ひとみさん、大石昌良さんなどをゲストに迎えたこともあります。
今年のメインゲストは、西条市出身のテノール歌手・秋川雅史さん!「千の風になって」の一躍大ヒットで、紅白歌合戦にも出場したことでお馴染みですね。その他にも、県内外で活動する様々なアーティストや学生団体によるパフォーマンスが行われる本イベント。
当日の開催の模様を、さっそくレポートしたいと思います!
学生から大人まで、愛媛在住の大勢の人が自慢のパフォーマンスを披露!
イベントの今年のテーマは、「継承と想像 文化がつなぐ時」。
開会宣言ののち始まった第一幕のステージは、「創造」がテーマです。
バレエと津軽三味線、そしてチェロという異色のトリオによるステージや、学生・社会人で構成される3組の合唱部・サークルによる合同合唱。
そしてこちらも学生と社会人団体のコラボとなるジャズ演奏に、南予・八幡浜に伝わる伝統的な踊りの「てやてや」を現代風にアレンジしたダンス「てやてやウェーブ」も、高校生と親子ダンスチームによる特別コラボでパフォーマンス!
また第一幕のラストには新居浜西高校放送部による、地元銘菓・別子飴を題材とした映像作品も上映もされました。
様々な団体やチーム、あるいは音楽・文化が共にステージを作り上げる事で、この瞬間にしかない化学反応が巻き起こる。
そんな“創造”の息吹を感じる演目が、続々とステージ上で繰り広げられました。
オープニングを飾ったのは、バレエ×津軽三味線×チェロの異色の組み合わせ!
休憩を挟んだのち、第二幕は「継承」がテーマ。
ここでは高校生たちによる和太鼓や弦楽演奏、三島高校放送部による映像作品「伊予美人」の上映に、パーカッションデュオ・カメハによるユニークな打楽器演奏が披露されます。
様々な音楽の中でも、比較的伝統や格式があるとされる和楽器やクラシックの世界。
その迫力や荘厳さをダイレクトに感じられるのは、やはり直接公演に足を運んだ人ならではの特権ですね。
個人的に学生時代は吹奏楽部の打楽器担当だったこともあり、やはりこの日一番印象に残ったのはカメハのお二人!
小太鼓やマリンバ(木琴)など、音楽に詳しくない人も見た事のあるメジャーな楽器ですが、二人でそんな演奏ができるの!?というユニークなパフォーマンスに驚いた人も、きっと多かったことでしょう。
第二部の開幕を飾ったのは高校生を中心としたメンバーによる和太鼓演奏!
三島高校による映像作品「伊予美人」では、地域に根付いた愛媛の食文化が題材に
小学校の音楽室にもあるマリンバ(木琴)。二人で向かい合って演奏することもあるんです
そしていよいよ公演のラストを飾るのは、テノール歌手・秋川雅史さんによるスペシャルライブ!
何より驚いたのは、やはりその迫力ある声量!
温かくそして深みのあるテノールボイスが、大きく広いホール全体にしっかりと響き渡ります。世界で活躍するオペラ歌手の生の歌声のすごさに、思わず圧倒されてしまいました。
代表曲の「千の風になって」のみならず演歌の「天城越え」など。普段馴染みのある曲も、オペラ歌手が歌うとまた少し違った趣に。軽快で物腰柔らかなトークと合わせて、秋川さんの魅力をたっぷり楽しめたステージともなりましたよ。
ちなみにこの日、バックスタッフの大半は高校生だったそうです。運営お疲れ様でした!
観客席も小さなお子さんからおじいちゃんおばあちゃんまで、実に幅広い年齢層の人々で埋め尽くされていた光景が非常に印象的だった、今回の総合フェスティバル。また身に来たい!と思えるような、とても楽しい公演でしたよ。
例年様々なゲストが大勢出演しているので、今後気になるアーティストの登場やパフォーマンスがあれば、ぜひ足を運んでみて下さいね!
開催日/2024年10月26日(土)
開催場所/愛媛県県民文化会館メインホール
開催住所/松山市道後町2丁目5-1
駐車場/有(有料)
料金/入場無料
問い合わせ先/愛媛県県民総合文化祭実行委員会
電話番号/089-947-5581
公式サイトURL/https://www.pref.ehime.jp/page/81441.html
公式Instagram URL/https://www.instagram.com/ehimeken_bunka
公式Facebook URL//https://www.facebook.com/people/%E6%84%9B%E5%AA%9B