松山藩お抱え能楽師の流れをくむ松山能楽会を発展的に解消し、昭和47年に社団法人愛媛能楽協会を設立、アマチュアを主体とした全県能楽各流の会とした。その後、各流家元はじめ、全国の有名な能楽師を招待し、設立時、5周年、10周年には大きな記念会を催した。平成2年第5回国民文化祭えひめで初めて能楽部門を設け、以後、各地の国民文化祭で能楽がとり入れられた。平成26年4月に公益社団法人に移行し、これまで以上に公益性の高い活動が求められている。
二之丸薪能、松前能など、能楽を鑑賞する機会を設けるほか、県内の高校を訪問して開催する能楽ふれあいコンサ―ト事業や、こども能楽教室を開催するなどして、若い人に能楽を知ってもらう活動を続けている。