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虎造節保存会

県文化協会│登録団体

─ 虎造節保存会 ─

「浪曲を聴くのが好き」から始まる虎造節の保存、継承

活動状況について

東京・浅草、木馬亭での全国大会と、大会優勝者による名演会、愛媛の会員の発表会の3つの公演会の定期開催を柱として活動を続けています。虎造節の保存、継承を目的とした団体は日本で唯一で、全国の愛好家やプロとして活躍する浪曲師からも注目されています。
これまでに、8つの虎造節のカラオケを制作し、5つの新作浪曲を執筆して口演しましたが、いずれも日本初です。
また、浪曲に関する貴重な書籍や雑誌、台本類など計約450冊、SPレコード500枚、102年前の日本製第2号のラッパ型の蓄音機(ニッポノホン、レコード鑑賞可能)など浪曲に関する貴重な資料も保存しています。今後、これらをできるだけ多くの方に観ていただけるよう、記念館か博物館をつくりたいと考えています。

新しい試み

3つの定期公演会の開催の他に、虎造の演目を正確に活字に起こす「文字起こし」の作業を創立以来、継続しています。現在、90演目の台本を完成させました。
浪曲専門の曲師(三味線奏者)の養成にも力を入れています。浪曲という芸能そのものが絶滅寸前という現状において、曲師もごくわずかで、全国でおよそ20名ほどです。しかもほとんどが東京、大阪に在住ですので、愛媛での曲師養成は不可能と言われていましたが、当会では4名が曲師部門に所属し、そのうち1名が師範、1名が名取となり、公演会で演奏ができるほどの腕前となりました。
この5年間では、新型コロナウイルス感染症の影響により、定期公演会の中止や無観客での開催、ユーチューブでの録画配信などこれまでにない対応を迫られました。今後も状況に応じて、公演会のライブ配信や、オンラインでの口演指導なども実施し、どのような状況下においても虎造節の保存、継承の歩みを進めて参ります。

イベント情報

第12回 虎造節全国大会

2025-05-24

第12回 虎造節全国大会

松山市民会館 小ホール

愛媛県松山市堀之内5

大会出場費:2万円  観覧料:事前予約1000円 当日1500円

イベント詳細はこちら

団体プロフィール

創立年月日
平成21年1月1日
加盟団体数
1団体(R4.4.1現在)
会員数
20人(R4.4.1現在)
役員等
創立名誉会長:八木 健
会  長:石丸 武三
副会長:末光 三郎
事務局長:日根野 聖子
問い合せ先
〒 791-2103 伊予郡砥部町高尾田1173-4
TEL:090-8287-1390
FAX:089-957-1155
メールアドレス
torazoubushihozonkai@yahoo.co.jp
ホームページ

代表者あいさつ

創立名誉会長 八木 健

浪曲は日本の芸能史の原点となるもので、節のついた語りものは世界に類をみない貴重な芸能です。かつて明治から大正・昭和にかけて150年間、庶民に愛されました。その浪曲界において最も人気があったのが、大正・昭和に活躍した二代目廣澤虎造です。その完成度の高い芸は浪曲の代名詞として「虎造節」と呼ばれ、〝話芸の至宝〟とも評されました。「寿司食いねえ」や「馬鹿は死ななきゃなおらない」などのよく知られたフレーズは、虎造の得意とした演目の中の登場人物の台詞です。令和5年は虎造の没後60回忌にあたりますが、話芸の最高峰である虎造節を口演し、保存、継承していきます。

主な年間活動

1月
新年会会員による交流会を実施し意見交換の場としている
5月
名演会全国大会の優勝者などによる定期公演会を、松山市民会館にて開催
5月
総会前年度決算の報告、本年度予算の承認の他、会員相互の意見交換を実施
9月
愛媛公演会員による定期発表会を、松山市民会館にて開催
11月
全国大会全国から出場者を募集し、東京・浅草の木馬亭にて審査会を開催

県民総合文化祭の分野別開催事業

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