新型コロナウイルス感染症の蔓延はアマ将棋界にも大きな打撃を与えました。アマ大会は全国大会・県予選も軒並み中止・延期となりました。大会の中止は選手のモチベーションを下げることになりましたが、そんな中でも、県民総合文化祭の県知事杯争奪将棋大会と松山市文化スポーツ財団と日本将棋連盟松山坊っちゃん支部主催の坊っちゃん杯争奪大会は、徹底的な感染対策をして、人数制限、入場制限等を行いながらですが、中止することなく開催できました。久しぶりの大会ということもあり、人数制限の中開催した大会には、受付1時間前から並んでいただいた方もおり、参加者に喜んでいただきました。
将棋人口を支えている将棋教室は、コロナ禍以前は藤井聡太五冠の活躍もあり、将棋ブームで会員数が過去最高になっていましたが、感染拡大し始めてからは、対面競技であることから自粛する人も多く、そのまま辞めてしまう方も多数いました。ブーム以前の水準に戻った感じです。しかし、感染対策を行い開講した教室では、夏休み子ども教室等に、定員20名に対して3倍以上の申し込みがあることが救いと考えています。